【レポート】ハワイで出産

2014-12-09T12:32:03+00:00 12月 9th, 2014|ハワイの子育て, ハワイの生活|0 Comments

おかげさまで先月3人目の元気な男の子を授かりました。

 

長男は札幌へ里帰り出産、

 

次男は東京の超都心出産、

 

そして三男はここハワイで米国出産と我々親も毎回新しい経験でした。

 

今回はハワイで子供を産むってどんな感じ?という方向けにレポートしたいと思います。

 

ほぼデファクトスタンダードな日系産婦人科医がいる

まず妊娠が発覚すると、自分が加入している保険でカバーされる産婦人科の医者を自分で選んで検診に通い始めます。ホノルルにはNICUがある病院も限られており、かつここには日本語を話す女性産婦人科医がいらっしゃるので、ほとんどの知り合いの日本人はこの方にお世話になっている印象です。ママ友とか、不動産のお客さんの奥さんが日本人だったりして、お医者さんはどちら?ときくと「⚪︎先生です」、「あ、うちも同じなんですよぉ」という話を何度もしました。w 実際にはとてもいいお医者さんだったので皆さんがお願いする理由がよくわかりました。ただ、病院はタウン(市内)にあるので我が家のように車で30分もかかる場所に住んでいた場合万が一の事を考えて、車で出産した時の対処方法など一応覚えておく必要がありました。結果的には検診→破水→そのまま入院、出産というベストシナリオだったのでホッとしました。

 

多分ちゃんと育っているんじゃないかなぁ

検診の頻度は日本とさほど変わらないようですが、超音波は毎回ではないので子供の大きさがしばらくわからないという時期がありました。質問もこちらからしないと「はい、順調です」で2分で診察が終わってしまうので妻は質問内容を紙に書いて毎回持って行ったそうです。この辺りは先生にもよるかと思います。

 

無痛分娩

英語ではEpidural(エピデュラル)といいます。日本でもかなり普及していますが、本場アメリカではほぼ全員がこれを使うのかと思っていたらハワイではまだ6−7割ということでした。今回妻が無痛デビューをしたわけですが、それはそれは感動していました。陣痛が始まってしばらく経ってからの投与でしたが、すぐに効き出して相当楽だったみたいです。それでも時間が経つにつれ効果も薄れてくるらしく、なんと病院はセルフ投与スイッチを設置。妻の意思でボタンを押して投与するシステムに。結構連射していましたw。出産中は妻も先生、看護婦さんらも終始リラックスモード。上二人のときの妻の悶絶ぶり、戦場のような雰囲気は全くありません。陣痛の間は終始笑顔、先生も腕を組みながら研修医にいろいろ説明しています。それじゃぁそろそろ次で行きましょうかーの先生の一声で元気な赤ん坊が出てきました。

 

ハワイで大家:無痛分娩スイッチを連射中ー

ハワイで大家:無痛分娩スイッチを連射中ー

 

立会い出産の距離感

これは日本と全く違います。日本は部屋の中心に分娩台があり、立会いの僕は頭側に経って現場が見えないように(血を見て失神しないように)立ち会うことができました。ところがハワイのこの病院ではベッドの頭側は壁についており、どうしても隙間に自分の体を入れることができません。ベッドの横に立つしかないのですが、その臨場感は半端ないです。分娩室はリラックスモードですから、「パパさん、頭出てきましたよー、見てみますか?」なんて気軽に聞いてくれます。僕は丁重にお断りしましたが立会いを満喫したいというお父さんにはハワイはオススメです。出産後にへその緒を切らせてもらいました。あれ結構感動ですね。

ハワイで大家:ハワイで出産。へその緒を切らせてもらいました。

ハワイで大家:ハワイで出産。へその緒を切らせてもらいました。ちなみに立会いはTシャツ、短パン、サンダルのままw

 

入院期間

よく言われることですが、すぐに退院は本当です。妻は11/17日20:06に出産。翌々日の昼に退院しました。入院棟はセキュリティー完備でもちろん部外者は立ち入り禁止。入院中は赤ん坊にもGPSトラッキングデバイスが取り付けられエリア外に出た場合警報がなり、エレベーターが止まるシステムになっているそうです。短い入院期間中に子育てのストレスとの付き合い方ビデオ鑑賞、夫婦のスペシャルディナー、そしてプロのカメラマンによる訪問写真撮影などイベントが結構目白押しでした。

 

あっちの手術

さて、ハワイで生まれた男子ということでこちらでやりました、割礼。英語ではCircumcision(サーカムシジョン)といいます。日本で生まれたお兄ちゃん二人より大人になってしまいました。これはやっておいたほうが後々いいのかなぁくらいのノリです。ちなみに分業制のアメリカは割礼の手術は産婦人科ではなく小児科担当です。生まれた翌朝かかりつけのお医者さんとして指名していた小児科医(こちらも日本人なら誰でも知っているほぼデフォルト小児科医の先生)の方が来てくれてチョキチョキとしてくれました。術後は痛々しそうですが、このころにやったほうが4、5歳になってから全身麻酔をしてやるより負担は軽いのでよかったかと思います。しばらくは消毒と、切った皮が癒着しないように動かしてあげることが必要です。初めてなので新鮮すぎます。

 

名付け

日本ですと確か出生届は生後14日以内でしたか? アメリカでも名前はすぐにつけなくても大丈夫でしょ?と気楽に構えていたのですが、どうやら勝手が違いました。期限はそんなに短くないようですが、出生後の手続きがものすごく煩雑らしく、入院中なら病院でやってもらえるが退院してしまうと、役所、ソーシャルセキュリティー、保険など各所にすべて自分で申請しなくてはならないそうです。アメリカの映画などで子供が生まれたらすぐに名前で呼んだりするシーンありますよね?みんなこれが理由なのかなぁと勝手に想像。我が家も直前にファーストネームだけは決めていました。でもこちらではもう一つチョイスがあります。そうミドルネームです。上の子二人はもちろんありませんが、まぁファーストネームでアメリカ人になんとか呼ばれる日本名なんです。(ケンとかジョーとかではないですよ、もっと日本的です)でも三男はアメリカ名ではほぼありえない母音三つで始まるとても言いにくい名前。天方家は日本らしい名前にこだわっているのですがこの子がアメリカでやっていこうと思った時の為に、自身の経験からも、アメリカンネームをミドルネームにつけることにしました。その名もKyle(カイル)君です。将来日本名で行くのかカイルで行くのかは彼の自由ということで。ちなみにカイルは入院中にこれもほぼノリで命名。僕が高校留学していたときの親友の親友の日系人がこの名前でカッコイイ名前だなぁと思っていたのを思い出したんです。今思えば彼は今LAで医者をしているそうです。そこらへんもあやかりたいところですねw

ハワイで大家:ハワイで出産しました〜。日系二世の誕生です。体重はもちろんポンドで。

ハワイで大家:ハワイで出産しました〜。日系二世の誕生です。体重はもちろんポンドで。

 

気になる費用

残念ながらこちらには日本のような各種特典(補助金)はありません。日本では出産コストは全てカバー、さらにお釣りが残ったなんて聞きますよね?こちらは保険に入っていても多少の費用がかかります。実際に請求がきたらレポートしますね。

 

米国出産のメリット、デメリット

日本人のハワイ出産が一時期流行りましたよね? あまりに殺到して移民局が入国を制限するまでになったと聞いたことがあります。現在はそんなに多くはないと思いますが、僕の知り合いにも結構日本から出産されに来る方がいらっしゃいます。僕からみた日本人がハワイで出産するメリット、デメリットをご紹介します。

メリット

  • 米国籍取得

これが米国出産の最大のメリットだと思います。アメリカは二重国籍を認めており生まれた瞬間アメリカ人です。18歳に国籍を選ぶ必要がありますが、こどもにより多い選択肢を与えるという意味でとても大きいと思います。もしアメリカで生活をしていこうとした場合、学費も安くなり、社会保障も受けられ、マニアックなところでは融資にも断然有利です。

  • 1親等(親)の呼び寄せ

米国市民の兄弟を呼び寄せるには年数が必要らしいですが親なら割と短期間でグリーンカードを取ることができるようです。つまりハワイで産めば将来グリーンカードをとって移住なんてことも可能になります。本人の米国籍取得もそうですが、こういった選択肢があると天災、政治、経済、そして原発などの難題山積の日本の現状を考慮するとメリットと言えるのではないでしょうか?さらにはグリーンカードから市民権を取ることにより親の親も呼び寄せが可能になりますね。アメリカに移住した方が親の面倒を見るためにアメリカに呼び寄せた友人もいます。

 

デメリット

  • コスト

日本から一時滞在して出産するとなると出産費用は保険が効かないので実費、さらに滞在費も必要になります。兄弟やご主人もステイするとなるとコンドミニアムを数ヶ月単位で借りる必要があります。ハワイのコンドミニアムは季節によってレートが全く違いますからこれだけを見ると出産時期を観光の閑散期、すなわち4、5、6、10、11月に持ってくることで節約にはなるかと思います。なかなか難しいかとは思いますが。実際に出産費用を聞いたことはないですが、おそらく200〜300万円は必要ではないでしょうか?

 

  • 緊急事態

どちらかというとリスクでしょうか。あって欲しくはないですが、万が一出産直後に赤ちゃんもしくはお母さんの健康状態に異常が見られ、緊急に治療、大きな手術などの処置の必要性が出てきた場合、通常分娩や帝王切開どころの費用ではなくなってしまします。それにより滞在がさらに長期化してコストが膨れ上がってしまうというリスクはゼロではないかもしれません。

 

こうしてPros and Consを考えるとなかなか難しいですね。実際に出産した方々を見ていると、僕は子供の選択肢倍増(いや倍増以上ではないか)という意味でメリットを強く感じています。

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